お菓子の歴史
The history of sweets第6話 PARIS-BREST

1891年、パリとブレスト(ブルターニュ半島先端の港町)間で開催された自転車レースにちなみ、自転車の車輪に見立ててパータシューを大きな輪に絞り出して焼き、プラリネ入りのクリームを挟んだお菓子が作られました。
これがパリ・ブレストです。
今回は、今人気のパティスリー・デ・レーブのデザインを真似して作ってみました。
学校では「Crème Mousseline au Praline」というとても濃厚なクリームを挟みましたが、お稽古ではCrème Patissiereにプラリネを混ぜてシンプルに、作りやすく食べやすいクリームにしました。
アーモンドをカラメリゼしてプラリネも手作りしますのでとても香ばしくコクも出ました。
久々のシュー作りは、やはりとても楽しく、オーブン前で上手に膨らむようにと祈りながらずっと見つめていた少女の頃を思い出します。